SEWING

仕立て

小森和裁のきもの仕立て

わずか針一本で縫い上げる、
こだわりの仕立て

昭和五年に創業し「京の針仕事」一筋。
京都の御仕立て処、仕立て直しの和裁専門として「小森和裁」は美しいきもの創りにこだわり仕立てを行っています。
創業から今日まで京都の老舗呉服店様、および老舗問屋様とお付き合いさせて頂いており、京都ならではの花街、舞妓・芸妓さんたちの衣装の仕立てをはじめ、歴史的な小袖の復元依頼や、その他、有名芸能人の豪華絢爛なきもの衣装などを手がけるなど、おかげ様で数多くの仕立てを任されております。

こだわりの一つとして、仕立て技術もさることながら、小森和裁で技術を学んだ経験者、信頼のおける和裁士が仕立てを行うという点が上げられます。
小森和裁で任された全ての仕立ては、京都を中心とした日本国内で仕立てを行うため、安心の仕立て進行と納期の短縮を実現。
個々の和裁士の強みを把握し仕立てを進めるため、美しく着心地の良いきものが生まれ、納得のいく仕上がりとの評価を頂戴しております。

国家資格を持つ40人以上の
和裁士が仕立てます。

小森和裁では「小森和裁研修塾」で学び、コンクールでも輝かしい実績を誇る受賞歴のある和裁士が多く在籍します。

よく仕立てられたきものは、見て美しいばかりではなく、着くずれしにくく疲れないものです。それを確実なものにするために、小森和裁では技能士としての国家資格を持つ40人以上の和裁士が仕立てを担当しています。
舞妓さんの衣装のように綿を入れるものは、ふつうの仕立てでも褄はむずかしい部位。しかも着たときの裾さばきは、軽やかで美しくなければなりません。
そのように繊細で高度な仕立ても、小森和裁では経験と技術、自信と誇りを持ってお受けし取り組んでおります。

「黄綬褒章」授与、「現代の名工」認定

小森和裁では厚生労働省より和服仕立職の分野で「黄綬褒章」と「現代の名工」を小森達男、「現代の名工」として小森富夫が認定・表彰を受けております。
「黄綬褒章（おうじゅほうしょう）」は、その道一筋に業務に精励し衆民の模範となる方を対象とする褒章の一種で、多年にわたり仕事に励んできた、人々の模範たるべき人に対して授与される栄典です。
「現代の名工」とは、技能者の地位と技能水準の向上を図るために設けられた、卓越した技能者表彰制度に基づき、厚生労働大臣によって表彰された卓越した技能者（卓越技能者）の通称です。

これまで一貫して小森和裁では「京の針仕事」一筋に、和裁業について取り組んでまいりました。この受賞を誇りに、今後も「和裁士」としての技術向上に一層はげみ、また和裁士の後継者育成にも尽力して参ります。